心不全マーカーであるNT-proBNPとBNPは敗血症などの予後にも影響があると言われています。
51歳の方で、全身倦怠感、呼吸困難の男性です。既往歴に悪性リンパ腫などあり、SIRSも満たしていました。静脈血液ガスからLacが高く、血液検査でもNT-proBNPが14,169ng/Lとかなり上昇していました。この方はNT-proBNP異常高値であり、10日間の人工呼吸管理を要しました。
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目次
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POCT① 緊急検査システムAQT90 FLEX
- 測定手順・測定項目
- βhCGについて
- NT-proBNPとBNPについて
- POCT② 血液ガスシステムABL800 FLEX
- クレアチニン値(Crea)について
- 乳酸値(Lac)について
- STUDY紹介:敗血症
- 乳酸値(Lac)について:小児における複雑型熱性痙攣と急性脳症の判別に有効
POCTとは
当院でのPOCT使用の実際
元資料:QAジャーナルNo.26(2014年)