高地では軽い運動でラクテート(乳酸塩)が発生しやすくなる。ところが、高地に慣れるとそのラクテートの発生率が低下して、平地に近くなる。これが高地順化の一つだが、高地生理のわからなかった時代にはその意義やメカニズムが不明で、「ラクテートパラドクス」とも呼んだ。