全身麻酔下での手術中の血液酸素化の障害を4段階の吸入気酸素濃度で測定したもの。バランスは亜酸化窒素である。縦軸方向の”20,50,90”というのは、各々”下から10%の値”、“中央値”、“上から10%の値”を示している。
50と100の間の線はPao2が80mmHgを示している。
吸入気酸素濃度が25%と20%では、中央値が80を下回っている。
また”下から10%の値”はすべての吸入気酸素濃度で80を下回っている。
Slater ら Anesthesiology 1965 の発表だが、現在の麻酔や人工呼吸のやり方ではこれほど劣悪ではない。しかし全体の傾向は間違いではない。