上の図は、正常の酸素解離曲線と左方移動してしかもS字の度合いも少ない酸素解離曲線とを対比している。この曲線の人は肺では酸素をとりやすいが、末梢で放ちにくい。ふつうの生活には支障はないが、運動能力が劣る場合が多い。一酸化炭素中毒の際にはこれに近い状態になる。