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AshbaughとPetty

"ARDS"は現在では名前も概念も世に受け入れられているが、当時は新しい事項だった。
論文のタイトルは"Acute Respiratory Distress in Adults"ですが、抄録の冒頭に"The Respiratory Distress Syndrome"の用語が登場し、さらに当時確立していた"Infantile Respiratory Distress Syndrome"を登場させ、「IRDS」に似ていると明確に宣言している。そうして、人工心肺後・ウイルス肺炎・脂肪塞栓などいろいろの病因で起ることも述べている。
著者らは、コロラド大学関係の方々で、その後 Petty が中心になっていろいろと活躍されたので、「ARDSは AshbaughとPetty」として他の方々の名前は出なくなったようだ。
Ashbaugh DG, Bigelow DB, Petty TL, Levine BE: Acute respiratory distress in adults. Lancet 1967;2:319-323.

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