アストラップ Astrup, P. (1915-2001) デンマークの臨床化学者。医師ではあるが、臨床医としての活動経験はほとんどない。1950年代初頭のポリオの流行をきっかけとして、臨床化学の領域に入り、血液ガスの微量分析装置の開発、「Pco2測定のアストラップ法」、各種のノモグラムを開発。デンマーク最初の臨床生化学教授。また、Siggaard-Andersenをはじめ優秀な研究者を育てた。
晩年になって、1990年代の初頭に一度来日している。
図は Astrup P, Severinghaus JW.History of Blood Gases, Acid and Bases. Munksgaard,Copenhagen. 1986.から引用。