シャルルCharlesA.C.
シャルル César Charles (1746-1823)
シャルルは「シャルルの法則」で名高いが、同時に最初に水素気球を作った人とされている。1776年にイギリスのキャベンディッシュが水素を発見し、それが空気の10分の1以下の軽さであることを知った。シャルルはこれで気球をつくって空に飛ぼうと考えた。1783年、パリで実験。直径4m、気球は絹にゴムを貼った材質。
それで9kg程度のものを持ち上げられた。
アメリカ大使フランクリンがこれを見物していて、感心したという記録が残っている。
聴衆の一人は「こんなものが何の役に立つだろう?」とつぶやくと、フランクリンは「君、生まれたばかりの赤ちゃんが何の役に立つかと聞いても意味はないよ」と答えたという。
気球は現在のドゴール空港の近くに落ち、びっくりした農夫が切り刻んで捨ててしまったらしいという。