ダニール:酸素が水の電気分解に作用する
ダニール Danneel, Ludwig(1867-1941):ネルンストの教室で電極の振舞いを研究して、プラチナ電極で水の電気分解を試みる際、水に酸素が存在すると電流が増加すること、その増加は酸素の量(≒酸素分圧)に比例することを発見した。1897年に発表している。ダニール自身を含めて、いろいろな人たちがこれを組織や血液の酸素の測定に応用することを試みたが、分極の問題が避けられず、結局このダニールの発見は忘れられていった。
これが再登場するのは、ヘイロフスキーによるポーラログラフィーの発見である。
図は諏訪による概念図。