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ラウトン:炭酸脱水酵素

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ラウトン Roughton, FJW((1899-1972). ケンブリッジ大学、コロイド化学教授。1932年に炭酸脱水酵素Carbonic Anhydrase を発見。1920年代に、コペンハーゲンでヘンリクスが「肺での二酸化炭素の放出は、化学反応としては速過ぎる」と記述し、1930年にはヴァン=スライクが「酵素による触媒作用としか考えられない」と主張していたものを、ここで確証した。

ラウトンは、ヘモグロビンと酸素の結合に関する業績も多い。ラウトンは、ハーヴェイの子孫の由で、それを自慢にしていたとか。

炭酸脱水酵素は、その後 Mann(ケンブリッジ大学→ジョンス=ホプキンス大学)が結晶化に成功し、亜鉛を含むことも確認した。写真は Astrup P, Severinghaus JW. History of Blood Gases, Acid and Bases. Munksgaard, Copenhagen. 1986.より



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