酸素摂取と酸素消費

酸素摂取と酸素消費

酸素摂取oxygen uptake と酸素消費oxygen consumption は、一般に同義語として使われる。理由は、中間経路での貯留量が少ないので、両者が一致するからである。

酸素摂取：「身体への酸素の取り込み」を強く意識した用語。

酸素消費：「末梢組織での酸素の消費」を強く意識した用語。

測定法：原理的には吸気と呼気を比較する。

測定原理：吸気中の酸素量 – 呼気中の酸素量

吸気中の酸素濃度×吸気分時換気量 －呼気中の酸素濃度×呼気分時換気量

で算出できる。

単位に注意：酸素摂取量は、STPDで表現するルールである。高圧でも、低圧でもこの数値は変化しない。

注：「量」と「率」。酸素摂取「量」とも酸素摂取「率」ともいう。二酸化炭素に関しても同じ。あまり意味はない。「時間当たり」で表現するので、「率」が合理的だが……。