気圧の単位:mmHg、キロパスカル(kPa)とヘクトパスカル(hPa)、ミリバール
気圧の単位でよく使用されるのは、mmHg(その変形のTorr)、キロパスカル(kPa)、ヘクトパスカル(hPa)、ミリバールなどである。
mmHg:1気圧が水銀柱を押し上げる圧760mmHgを使う単位系。現在も、循環系の表現(血圧など)や血液ガスに用いる。
パスカル(Pa)・キロパスカル(kPa)・ヘクトパスカル(hPa):いずれも、新しいSI単位系に基づくもの。Pa は1m2 に1N(ニュートン)の力のかかる圧。これでは小さすぎるので、キロパスカル(kPa)とヘクトパスカル(hPa)が使用される。ヘクトパスカル(hPa)は従来圧の単位として使用されてきたミリバールと正確に一致するので、こちらが優勢。
ミリバールmb:従来気圧の単位として使用された。1平方cmあたり1キロダインの圧。1気圧は1013mb=1013hPa。 現在は、hPaに置き換わったので、使用しない。