換気量設定のラドフォードのノモグラム:二酸化炭素レベルのチェックの困難な時代
換気量設定のラドフォードのノモグラム:
人工呼吸の当初(1950年代)には、体内二酸化炭素レベルのモニターは困難だった。ラドフォードは、「換気所要量」を理論的に求め、その有効性を確認した。発表は1954年。
体重から必要な一回換気量と呼吸数の組合せを算出する。
間もなく二酸化炭素電極が開発され、またPco2 をpH電極だけで測定するアストラップ法も開発され、Paco2 が直接モニターできるようになり、さらに気管内二酸化炭素モニターも普及して、このノモグラムも2000年の現在では役割を終えている。
ラドフォードについて